ウニオーネ・スポルティーヴァ・クレモネーゼ(Unione Sportiva Cremonese S.p.A.)は、イタリア・ロンバルディア州クレモナに本拠地を置くサッカークラブチーム。2023-24シーズンからはセリエBに所属。
1903年5月24日設立。1929-30シーズンに創設されたセリエAに所属するも、わずか1シーズンで降格する。
その後はセリエB、セリエCでの戦いが続き、長年にわたってトップリーグからは遠ざかっていたが、1980年代にようやくクラブに復活の兆し。エミリアーノ・モンドニコ監督の下、ジャンルカ・ヴィアッリが才能を開花させ、1983-84シーズンにセリエBで3位に入り、54年ぶりとなるセリエA復帰を決めた。
しかし、シーズン終了後にヴィアッリがUCサンプドリアに引き抜かれ、大黒柱を失ったクラブは1年でセリエBに降格。以降も1989-90、1991-92シーズンにセリエAを経験しながら、いずれもわずか1年でのB降格を味わった。
それでも、1992-93シーズンにはジジ・シモーニ監督の下、イングランドとイタリアの2部リーグのクラブが参加したアングロ・イタリアン・カップで勝ち進み、1993年5月27日にウェンブリー・スタジアムで行われた決勝でダービー・カウンティを3-1で下し優勝。このシーズンはセリエBでも2位に入ってA昇格を決めると、翌年には初のA残留を果たすなど、3シーズンをセリエAで過ごした。