ウニオン・デポルティーバ・アルメリア(Unión Deportiva Almería, S.A.D. スペイン語発音: [uˈnjon depoɾˈtiβ(a) almeˈɾi.a])は、スペイン・アンダルシア州アルメリア県アルメリアを本拠地とするサッカークラブチーム。2023-24シーズンはプリメーラ・ディビシオンに所属する。1989年7月26日にアルメリアCF(Almería Club de Fútbol)として設立された。15,000人収容のエスタディオ・デ・ロス・フエゴス・メディテラネオスをホームスタジアムとする。
UDアルメリアの前身とされるADアルメリアは1979-80シーズンと1980-81シーズンをプリメーラ・ディビシオン(1部)で過ごしたが、1982年に解散した。1989年にはアルメリアCF(Almería Club de Fútbol)が生まれた。2001年1月19日、当時アルメリア市長だったサンティアゴ・マルティネス・カブレハスが、このアルメリアCFと同じくアルメリアに拠点を置くポリデポルティーボ・アルメリアを統合し、新たにUDアルメリアを設立すると市議会で発表した。この発表から約5ヶ月後、アルメリアCF保有者の承認を得て、正式にUDアルメリアが創設された。また、クラブの歴史や成績はアルメリアCFのものを引き継ぐ。
2006年7月、クラブの新指揮官にウナイ・エメリを招聘し、就任後わずか1シーズンでアルメリアを史上初となるプリメーラ・ディビシオン (1部)昇格に導いた。クラブ初の1部挑戦となった2007-08シーズン、ジエゴ・アウヴェスやマネ、アルバロ・ネグレドなどの新戦力が既存の選手とうまく絡み合い、プリメーラ初年度ながらも8位という好成績でシーズンを終えた。また、エメリによってストライカーに抜擢されたネグレドは、チームトップとなるリーグ戦13ゴールを挙げた。
シーズン終了後、バレンシアCFに移ったエメリの後任としてゴンサロ・アルコナーダが監督に就任したが、成績不振によってシーズン途中の2008年12月21日に解任された。次期監督には元メキシコ代表のストライカーであるウーゴ・サンチェスが監督の座に就いたが、それでもチームの調子は上向かず、リーグ戦11位でシーズンを終えた。また、シーズン終了と同時にサンチェスも解任された。
2010-11シーズンはコパ・デル・レイでクラブ史上初めて準決勝に到達した。しかし、リーグ戦ではFCバルセロナ戦(0-8)で大敗を喫したフアン・マヌエル・リージョ監督が2010年11月に解任され、後任のルイス・オルトラ監督も2011年4月に解任された 。リーグ最下位に終わって降格し、トップリーグ挑戦は4シーズンで幕を閉じた。
2011-12シーズンから2季連続でセグンダ・ディビシオンを過ごし、2012-13シーズンに3位となり、プレーオフでジローナを下して、3シーズンぶりにプリメーラ・ディビシオンへの昇格が決まった。
2019年8月2日、サウジアラビア人のトルキ・アル=シャイフが新オーナーとなった。トルキ・アル=シャイフはサウジアラビア王室アドバイザーや総合娯楽局 (General Authority for Entertainment)、サウジアラビアオリンピック委員会 、アラブサッカー連盟の会長を務める人物である。
2021-22シーズン、リーグ最終節のCDレガネス戦にて、2-2で引き分けたことでセグンダ優勝とプリメーラ・ディビシオン昇格が決定した。。
2023-24シーズンは開幕から28試合未勝利が続き、第33節のヘタフェ戦で敗戦したことにより、残り5試合でセグンダ降格が決定した。