SpVgポルツ1919(シュピールフェライニグング・ポルツ1919)は、ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のポルツに本拠地を置くサッカークラブ。

ポルツ1919は、2つのクラブを前身とする。まず1907年5月26日に「SV07ポルツ」が結成され、1910年5月22日には「SVボルシア08ポルツ」が設立された。1919年7月26日、この2つのクラブは合併してポルツ1919を結成した。ポルツ1919は、創設当初から北ライン=ヴェストファーレン州のサッカーリーグに参加していた。1926-27シーズンには、クラブ史上初となるアマチュアオーバーリーガ西(当時、ドイツ最高峰のサッカーリーグ)に昇格した。しかし、1シーズンで降格している。その後は、2部リーグや3部リーグで戦ってきた。

1990年代には、ポルツ1919は財政難に陥った。このため、1994年にクラブは「SpVgポルツ1919」と改名し、再建に乗り出した。2000年代に入ると、ポルツ1919は徐々に成績を上げ始め、2007-08シーズンには、クラブ史上2度目となるアマチュアオーバーリーガ西に昇格した。2008-09シーズンには、アマチュアオーバーリーガ西で優勝し、ドイツ3部リーグ(3. リーガ)に昇格した。ドイツ3部リーグには、2012-13シーズンまで在籍していた。

現在、ポルツ1919は、ドイツの5部リーグであるレギオナルリーガ・ヴェストに所属している。クラブのホームスタジアムは、ポルツにあるスタジアム・アム・ローゼンホーフであり、収容人数は7,000人である。ポルツ1919の伝統的なユニフォームは、青と白の縦縞のシャツと、青のパンツである。

ポルツ1919の最大のライバルは、同じポルツに本拠地を置くVfBポルツである。2つのクラブは、「ポルツダービー」と呼ばれるダービーマッチを戦っている。ポルツダービーは、ドイツ国内でも有数のダービーマッチの一つである。