FCアドミラ・ヴァッカー・メードリング(ドイツ語: FC Admira Wacker Mödling)は、ニーダーエスターライヒ州のマリア・エンツェルスドルフを本拠地とするサッカークラブである。
オーストリア=ハンガリー帝国時代の1905年に創設された名門クラブ。1970年代まではSKアドミラ・ウィーン (SK Admira Wien) のクラブ名で活動していたが、1971年にSCヴァッカー・ウィーン (SC Wacker Wien) と合併し、クラブ名もFCアドミラ・ヴァッカー (FC Admira Wacker) に変更した。
1970年代にはUEFAカップでイタリア・セリエAのインテルを相手に勝利を収め、1989-90年シーズンではUEFAカップウィナーズカップで準々決勝進出を果たすなど功成績を収めるものの、1990年代から経営状況が悪化、オーストリア・ブンデスリーガとオーストリア・ブンデスリーガ2部を行き来するようになる。
1997年にはVfBメードリング (VfB Mödling) と合併し、現在のクラブ名となった。
2007年にはレギオナルリーガ(3部)に降格。
2011年にはオーストリア・ブンデスリーガに復帰したものの、クラブの経営規模は小さく例年のように残留争いに巻き込まれており、一度も上位に食い込むことなく2021-22シーズンにブンデスリーガ2部へと降格した。