ATSVエアランゲン(ATSV Erlangen)は、ドイツ・バイエルン州エアランゲンに本拠地を置くサッカークラブ。トップチームは、ドイツサッカー6部に相当するバイエルンリーガに所属している。

クラブは1848年に体操クラブとして設立され、1901年にサッカー部門が創設された。1920年には、バイエルン州選手権で優勝し、ドイツ選手権への出場を果たした。しかし、ドイツ選手権では1回戦で敗退した。

1933年、ナチス政権によるスポーツクラブの統廃合により、ATSVエアランゲンは他のクラブと合併して、SGエアランゲンとなった。しかし、第二次世界大戦後の1945年に、ATSVエアランゲンは再建された。

1950年代から1960年代にかけて、ATSVエアランゲンはバイエルンリーガで上位を争った。1958年には、バイエルンリーガで優勝し、ドイツ選手権への出場を果たしたが、1回戦で敗退した。

1970年代以降、ATSVエアランゲンはバイエルンリーガで中位に甘んじることが多くなった。しかし、2000年代に入ってからは、再び上位を争うようになり、2008年にはバイエルンリーガで優勝を果たした。ドイツ選手権への出場を果たしたが、1回戦で敗退した。

ATSVエアランゲンは、ドイツサッカー界においては、中堅クラブという位置づけにある。しかし、バイエルン州エアランゲンの市民からは、熱烈な支持を受けている。