キプロスは、地中海東部にある島国で、トルコ、シリア、レバノンに隣接している。サッカーはキプロスで最も人気のあるスポーツの一つであり、キプロスサッカー協会(CFA)が統括している。キプロス代表は、1960年にFIFAとUEFAに加盟し、1964年に初めてワールドカップに出場した。しかし、キプロス代表はワールドカップの本大会に出場したことがなく、UEFA欧州選手権の本大会に出場したのは1980年大会のみである。

キプロスの国内リーグは、1934年に創設されたキプロス・ファーストディビジョンで、12チームが参加している。キプロス・ファーストディビジョンの優勝チームは、UEFAチャンピオンズリーグの予選に出場することができる。キプロスサッカー協会は、キプロスカップ、キプロススーパーカップ、キプロスユースカップなどの大会も主催している。

キプロスのサッカー選手は、海外のクラブで活躍している選手も少なくない。キプロス出身の最も有名なサッカー選手は、元ミランのミドフィールダー、デメトリス・ニコラウである。ニコラウは、キプロス代表として65試合に出場し、10得点を挙げた。また、キプロス出身のサッカー選手には、AEKアテネのミッドフィールダー、ヨアンニス・パパス、パナシナイコスのディフェンダー、コンスタンティノス・マヴロパノス、オモニア・ニコシアのストライカー、ピエロス・ソティリウなどがいる。