Tiro Futbol Club

ティロ・フトボル・クラブ（スペイン語：Club Tiro Federal Argentino）は、アルゼンチン・ロサリオに本拠地を置くサッカークラブである。1909年に創設され、プリメーラB・ナシオナル（アルゼンチンの2部リーグ）に所属している。

ティロ・フトボル・クラブは、1909年にロサリオに設立された。クラブ名は、設立時にクラブの近くにあった射撃場（スペイン語でティロ）にちなんでいる。ティロ・フトボル・クラブは、1913年にプリメーラ・ディビシオン（アルゼンチンの1部リーグ）に初昇格した。しかし、1915年にプリメーラ・ディビシオンから降格し、その後は1939年までプリメーラ・ディビシオンに復帰することができなかった。

ティロ・フトボル・クラブは、1939年にプリメーラ・ディビシオンに復帰すると、1940年にプリメーラ・ディビシオンで初優勝した。その後も、1941年、1942年、1945年にプリメーラ・ディビシオンで優勝し、黄金時代を築いた。しかし、1950年代に入ると成績が低迷し、1957年にプリメーラ・ディビシオンから降格した。

ティロ・フトボル・クラブは、1964年にプリメーラ・ディビシオンに復帰したが、1968年に再びプリメーラ・ディビシオンから降格した。その後は、プリメーラ・ディビシオンとプリメーラB・ナシオナルを行き来するなど、成績が低迷している。

ティロ・フトボル・クラブは、アルゼンチン代表選手を輩出していることで知られている。最も有名な選手は、1978年のワールドカップで優勝したマリオ・ケンペスである。また、1986年のワールドカップで優勝したホセ・ルイス・ブラウン、1990年のワールドカップで優勝したクラウディオ・カニーヒアも、ティロ・フトボル・クラブでプレーしたことがある。

ティロ・フトボル・クラブは、ロサリオで最も古いサッカークラブであり、ロサリオのサッカー史に大きな足跡を残している。